コース紹介

マラングゲートから登るマラングルートが一般的。「ハット」と呼ばれる山小屋が完備されており、マンダラ・ハット(2729m)、ホロンボ・ハット(3780m)、キボ・ハット(4703m)と一日に約1000mづつ登り、キリマンジャロのお鉢のへりにあたるギルマンズ・ポイント(5685m)を経て、最高点5895mのウルフ・ピークに至る。
一日目・・・マラングからマンダラ・ハットへ(3〜4時間)
登山口のマラングゲートで、入山手続きを済まして、亜熱帯の樹林帯を登る。視界が利かないが、珍しい動植物を見ていると、飽きない。
二日目・・・マンダラ・ハットからホロンボ・ハットへ(5〜7時間)
マンダラ・ハットから上はMoorandと呼ばれる草原地帯となり、色鮮やかな花や、ヤシのお化けのような植物があり、とても楽しい。ホロンボ・ハットからは最高点のあるキボ峰が望める。
三日目・・・ホロンボ・ハットからキボ・ハットへ(5〜6時間)
麓からキボ・ハットまでは、特に急な登りもないのだが、4000mを越えたあたりから、高山病の症状が出始める。ホロンボ・ハットから一時間半ほど登ったところに、最後の水場であるLast Waterがあるので、ここで三日分の水を確保する。キボ峰とマウェンジ峰の間の鞍部からは、晴れていればキボ峰の雄大な姿が拝める。
四日目・・・キボ・ハットから頂上へ、そしてホロンボ・ハットへ戻る(9〜13時間)
ピークに向かうこの日が最もハード。行動時間が長いので、遅くても午前二時には出発する。キボ・ハットからギルマンズ・ポイントまでは、かなり急な登り。無理せずに深呼吸を繰り返しながら登る。ギルマンズ・ポイントで、日の出を迎える。眼下に広がる雲海越しのご来光は最高!ギルマンズ・ポイントから最高点(ウルフ・ピーク)までは標高差300mくらいで、すぐ目の前に見えているのだが、最後の登りはとても苦しい。下りは富士山の砂走りに似て、膝に負担がかからず楽。一気にホロンボ・ハットまで下る。
五日目・・・ホロンボ・ハットからマラングへ
登山口のマラングゲートで、登頂証明書がもらえる。最高点まで行った人と、ギルマンズ・ポイントまでの人と証明書が違う。