ネパール遭難日誌91

地球の歩き方の記事
地球の歩き方(ネパール編)1992〜1993年版より抜粋

"トレッキングで遭難することもある"

アンナプルナBC目指してポカラを出発。翌日昼前にダンプスを出発後、ランドルンへの途中で道を間違え、そのまま3時間ほど歩く(道は細く通行人もほとんどいなかったが、トレッキングは初めてだったので気がつかなかった)。やがて日が暮れ、完全に道がわからなくなってしまった。その日以降、ダンプス出発直後に出会ったギリシャ人男性と二人で、悪天候(雨、雪、霧、etc)のジャングルの中を道を求めてさまようことになる。食料は少なく、一時は死も覚悟したが、四日後ほとんど奇跡的に道を発見。二時間ほどひたすら南を目指して(ギリシャ人がコンパスを持っていた)歩いたところで、村人に発見され保護された。
 教訓としては、
※初めて、または一人の時は、なるべくガイドをつけること。
※出発は午前中早い時間に。
※万一に備えて、地図、コンパス、非常食、水を浄化する薬、ライター、ろうそく、などは持っていった方がよい。
 くれぐれも、トレッキングだからといってあなどるなかれ!

(向日市 まるちょう '91)