ソウル旅行記(1)

<はじめに>

この旅行記は2001年3/18〜21まで、ソウルに旅行した体験を、画像を中心に記すものです。この旅行にあたって、メル友のS山さんに紹介していただいたソウル在住の日本人S本さんのおかげで、たった四日間だったけれど、とても良い旅にすることができた。S本さんがいなかったら、もっと右往左往していただろう。こんなスムーズに旅を楽しむことはできなかったと思う。この場を借りて、感謝したいと思います。ありがとうございました。
なお、旅行記は日程順ではなく、項目別に記します。


ソウルの夜景をバックに(ソウル・タワーにて)


<食べ物について>

韓国の食文化は、私にはぴったりである。なんといっても唐辛子。これが苦手だと、韓国の食事はついていけないかもしれない。だって、全ての食事にキムチ(白菜と大根のセットが多い)がつくのだから。私は唐辛子大好き人間。全然違和感などなかった。以下に韓国料理の画像を載せて解説します。1円=約10ウォン
各画像はサムネイル形式となっており、クリックで拡大します。


カルビグイ(骨付きカルビ)

醤油、味噌、ごま油などで作ったヤンニョム(薬念)で味付けした骨付き牛肉。炭火焼きにすることが多く、ほどよく油が落ちてヤンニョムと肉の旨味が残ったカルビをサンチュやエゴマの葉で包んで食べる。
私がS本さんに連れられて、初めていただいた韓国料理。食べるのに夢中で、写真を撮るのをすっかり忘れていた(爆)。上は、たらふく食べたあとの陶然としたまるちょうの表情。メチャメチャ美味かった!この味は、一生忘れることはないだろう。これだけ上質の肉をたらふく食べて、一人前約21000ウォン。やっぱり本場は安くて美味い!


韓式朝食?

焼肉の翌朝、宿のまわりを徘徊して見つけた一見の食堂。午前6時頃で、どこも開いてなかった。おそるおそる入ってみると・・ 気さくなおばちゃんが二人、にこやかに迎えてくれた。料金は3000ウォン。右下の野菜を煮込んだみそ汁のようなもの(でもみそ汁とは違う)をまずいただく。そして、ご飯をその汁の中に入れながらスプーン(スッカラクという)ですくって食べる。あとは、白菜と大根のキムチ、それと佃煮を適当に箸でとって食べる。朝から、あつあつ。汗が噴き出した!
韓国では、通常ご飯を箸で食べない。また、ご飯や汁の入った器を手に取ったり直接口につけたりするのは、行儀の悪いこととされている。


サムゲタン

内臓を抜いた雛鳥のお腹に、もち米、朝鮮人参、ナツメ、栗などを入れて土鍋で煮込んだもの。もともとは「三伏」と呼ばれる一番暑い時期に滋養をつけるために食された料理。韓国のウナギといったところ。
とろみのある濃厚なスープを口にすると、くどさを感じさせないあっさりとした仕上がりになっているのに驚かされる。良質な四年ものの小ぶりの地鶏を使っているためだという。料金は10000ウォン。
白菜と大根のキムチに加え、ニンニクのスライスが大量に並べられた。そのニンニクの食べ方が分からず「ま、いっか」と鍋の中にどんどん入れて、食べまくった。帰り道、相当臭かっただろうなぁ・・


全州伝統ビビンパ

大豆もやしや大根のナムル(和え物)など野菜がたっぷり入ったアツアツの混ぜご飯。「ビビン」には混ぜるという意味がある。約70度の熱で調理されているので、野菜本来の味がそのまま生かされている。料金は10000ウォン。
石焼きビビンパにしようかとも思ったのだが、ガイドにて薦められていたこのビビンパを食した。石焼きの豪快さはないものの、とても繊細な味で、とても満足した。やっぱり野菜が美味しい。すごくヘルシー。
個人的に「混ぜて食べる」というのは、韓国料理の基本ではないかと思う。カルビだって、サンチュに包んでキムチやコチュジャンとともに食べる。このへんは、一品ごとの独立した味わいを尊重する日本食と、対照的だと思う。

2001.3.28