京都愛宕山

愛宕山を歩く(1)

1.愛宕山まで
愛宕山にアクセスするには、いろんな経路がある。京都バスで清滝まで行き、そこから歩く方法が一般的。他には、阪急嵐山駅から、ひたすら歩くという、タフなアクセス方法もある。しかし、私はいつも車で清滝まで行き(自宅から約30分)、路上駐車し、そこから歩く。駐車場に止めると\500〜1000かかるので、ここは節約である。現在は駐禁をしっかり取られます。ちゃんと有料駐車場に止めましょう。

2.登り始め(表参道)
清滝川を渡り、表参道の登山口へ至る。「二の鳥居」があり、これをくぐって急な上り坂の参道にはいる。表参道は、初っぱなから、本当にきつい坂である。「お助け水」と言われる天然の水飲み場まで行く頃には、もう息が上がっている。汗も噴き出す。石段をたどると、お地蔵さんが一丁(約109m)ごとに祭られており、我々の歩みをしっかり見ていて下さる。最後にばてないためには、ここで、焦らずゆっくり登ることである。山登りの基本だが、ゆっくり自分のペースで登ることが、一番重要である。

3.表参道
三合目まで
・・・一番きついところである。延々と上り坂がつづく。最初にこのルートを登ったときは、どうなることか?と心配になった。三合目の休憩所に着く頃には、もう汗でびっしょり。しっかり水分補給し、飴などをなめる。

五合目まで・・・基本的には、三合目までと同じ。きつい上り坂がつづくが、ちょっぴり楽かもしれない。ちなみに、五合目の休憩所では、休んだことはほとんど無い。

七合目まで・・・五合目の休憩所のあと、杉木立の道となり、杉の老木を祭る大杉社がある。しばらくは比較的平坦な道のりになり、歩いていて、すがすがしい気分になれるときだ。途中で、亀岡方面の展望が良いところがある。私の場合、七合目の休憩所で少し休むことが多い。七合目の休憩所は、もともと簡素な作りだったが、2001年一月に改築され、立派な休憩所になった。

九合目(水尾の分かれ)まで・・・七合目から九合目までは、ややきつい上り坂もあるが、なんとなく短い感じがする。「もう九合目か」といった感じだ。私は、九合目では休まない。一気に頂上を目指す。九合目は、水尾への経路との合流点で「水尾の分かれ」といわれている。水尾へ下りると、柚子の里らしく水炊きや柚子風呂が楽しめる。

頂上(愛宕神社)まで・・・九合目から頂上まで、短いようだが、これがなかなかくせ者で、最後の最後でしっかりした上り坂が延々と続く。通称「がんばり坂」である。最初にとばしすぎると、このへんでばてる。この坂をなんとか上りきると、黒門と呼ばれる大鳥居にたどり着く。この鳥居をくぐり抜けると、灯籠の並ぶ愛宕神社境内に入り、社務所が現れる。私は、いつもこの社務所前の休憩所で一休みする。自動販売機で「きりり(\200)」を買って、一気飲みするのがお気に入りである。これが、何とも言えず、うまい!生き返った感じになる。社務所前の広場から本殿へは、更に長い石段を登らなくてはならない。これが、かなりきつく、こたえるのだが、私は一気に登る。そして、息を切らして、本殿へ。ゴールである。\(^o^)/ 体の中は「今回も登り切った」という爽快感でいっぱいである。これがあるから、やめられない。