京都愛宕山

私と愛宕山との出会い

1997年に、母の薦めで登り始めた。体調を崩して、仕事を減らしていた頃で、いろんな山に登ったが、結局この山が一番しっくりきた。登山路はしっかり手入れされているし、二合目ごとに休憩所がある。頂上に広場があり、自動販売機や公衆電話もある。そして、なんといっても愛宕神社。その頃の自分は、体調の回復のために、万策を尽くしていた。
そのために、藁をもつかむ気持ちで、日々生きていたのである。だから、神頼みの意味も込められていたのだ。毎回五円玉(せこい!)を賽銭箱に入れて、お祈りする。
「体調が少しでも回復しますように・・」
初めは両親と三人で、そのうち母が膝を痛めたため父と二人で、更に今は一人で登ることが多くなった。愛宕山を登り始めた頃に比べると、ずいぶん体調も良くなったと思う。一時は、全く働けないくらいになったこともあったのだから。本当に、愛宕山には、感謝、感謝である。これからも、ずっと登山は続けるつもりである。21世紀までに50回。そして、100回へ。とりあえずの目標である。ライフワークになるかもしれない。


私の父。愛宕神社石段の前で。