午前七時起床。九時の朝食まで、コソコソする。朝食はグレート!量、質ともに大満足だった。朝食をウリにしているだけはある。クロワッサンが特に美味しかったよ。その後、ナイアガラ滝のカナダ側へ出発。徒歩で40分くらいなのだが、もうその頃にはかなりの雪!滝も霧のため、あまりよく見えない。


アメリカ滝とカナダ滝を一望に

アメリカ滝

カナダ滝

カナダ滝を裏側から観る

スカイロン・タワーより
(アメリカ滝)

スカイロン・タワーより
(カナダ滝)

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やっぱり冬のナイアガラは、厳しいものがあると思った。滝の裏からの見学も終え、後はお土産物探し。ある程度、探していたものが見つかる。ただし、ナイアガラワインがなかったので、別の場所へ。スカイロン・タワーという高所から、滝を眺める。やっぱり高いところから眺めると、かなり印象が違う!アメリカ滝とカナダ滝を両方いっぺんに観れるのはいいと思った。今思うと、パノラマ撮影にチャレンジしておくんだった!(>_<) 結局写真は別々になった。その後もワインを探すが、タイムオーバー。午後二時に宿を出て、最寄りの空港へ。
この時出逢ったのが、メールで連絡していたシャトルタクシーのローリーさん。前日私が寝坊のため、空港で落ち合う約束をすっぽかしたのだが「Don't worry!」と、すごく優しかった。もちろん、前日の運賃(60カナダドル)は、きっちりと請求されたが・・ まぁ、二時間も空港で待っていてくれたらしいから、それはしょうがない。アメリカには珍しい、スラリとした中年女性で、かなりの切れ者とみた。車内でも、そこそこ会話が弾み(もちろん、彼女が早口でしゃべる言葉は全然聞き取れなかったが)、味気ない行きのタクシーとはえらい違いだった。この旅のよき出逢いのひとつだったと思う。五月に結婚することを伝えると、また新婚旅行に来て下さいといわれたよ。最後に握手して別れた。
空港でのセキュリティーチェックは、予想していたほどではなかった。すんなりとチェックイン。時間がたっぷりあったので、ビールのラージサイズをたのむ。ぼんやりしながら、ぐいぐい飲む。いい気分でゲートまで行くと、警備員に「ついて来なさい」と言われ、徹底的なボディーチェックを受ける。靴まで脱がされたよ!アジア系男性が、詳しく調べられていたようだ。結局、ゲートでのチェックを厳しくしているんだな。
その後はNYまで一直線。そこから宿までがひと苦労だった。タクシーは高いのでやめ。インフォメーションデスクのおばさんに訊いてみると「Q33の市バスに乗って、82ndSTで降り、#7の地下鉄でタイムズスクエアへ。その後1か9の地下鉄に乗り換えればよい」とアドバイスを得る。メモまで書いてくれた。それじゃ、行ってやろうじゃん!時間的にも余裕があったので、決心する。まずはQ33の市バス。これは楽勝。そして82ndSTで降りるも、全然地下鉄の入口らしきものがない。82ndSTを20分ほど歩いて大通りに出るが、未だ何も無し。午後七時過ぎだったので、とりあえず夕食を取ることに。目に付いたピザ屋さんへ入る。食後、お客さんに「#7の地下鉄の入口は分からないか?」と尋ねる。「あと四ブロック先だよ!」との返答。なんでやねん!あのインフォメーションのおばさん、もうちょっと正確に教えてくれよ!プンプン!結局、私は82ndSTの最初で降りてしまったのだが、バスはずっとその通りを走り、約2km先の地下鉄の乗り場に至ることをあとで知った。結局合計30分ほど歩いて、#7の地下鉄に乗ることができた。その後は順調で、宿へ着く。
シャワーを浴びて、宿のご夫婦と会い、昨日のお詫びをする。向こうも「忙しくてかまえず、ごめんなさい」と、とても優しく迎えて下さった。新聞を読んでいると、缶ビール二本とおつまみの差し入れをいただいた。めっちゃ嬉しかったよ。アメリカでは、ちゃんと自分のやるべきことをしていれば、必ず評価されるのだ。そして日記を書く。明日は帰りのフライトが待っている。ビールを飲んでいい気分だったが、こんどはちゃんと荷造りもして入眠する。