ふと目覚めて腕時計を見ると、すでに午前六時半!六時に空港行きのタクシーを予約してもらっていたのだ!ほとんどパニック状態で支度を始める。飛行機で、ナイアガラ方面へ向かう予定なのだ。慌てて表に出たが、もちろん何もない。しょうがないので、宿の奥さんに相談してみると、タクシーにもう一度来て欲しいとの電話をしていただいた。しかし、元旦ということで、あまり期待して欲しくないとのこと。寒い宿の前で、ひたすらタクシーを待つ。30分、一時間(初めのフライトはキャンセル)、二時間経過。外で待っていても、全然来る気配がない。ご主人と奥さんに再度かけ合ってみると、「そんなの、寝坊したのが悪いんだよ!今正月の準備で忙しいんだ!」と強い語気で追い出された。これがアメリカか・・と思ったよ。失敗したものには、甘い情けなどは一切かけない。自分のやった失敗の後始末は、全て自分でやれというスタンス。しょうがないので、ここは割り切ることに。タクシーはもう諦めるとして、昨晩ご主人から教えていただいた、バスと電車で行く経路で空港へ行くことにする。少なくとも、流しのタクシーは宿周辺では拾いようもない。とにかく、マンハッタン中心部へ向かわなければ!
まずは市バス。いつも急行バスなので、少し勝手が違う。なんとかメトロカードを使って切り抜ける。降りてしばらく歩くと、地下鉄に乗り換えで、これもうまく行く。タイムズスクエアにて下車。空港からのシャトルバスが来ているとのことだったが、そんな気配はどこにも無し。しょうがないので、流しのタクシーを拾う。そう、もう街の中心部なので、タクシーが拾えるのだ!そうして、なんとか空港へ到着。チェックインカウンターに行って、事情を説明すると、結局新たに100ドル支払うことで、フライトの変更が可能ということだった。ちょっと痛かったが、しょうがない。正午のフライトをゲット!ホッとする。ようやく朝食にピザ。これが結構うまかった。日本の宅配ピザとは全然違う。凄くジューシー。フライトゲートの変更があり、一瞬ドキッとしたが、なんとか搭乗できた。機内では、もっぱら爆睡。ナイアガラ近くの空港に到着後、問題なのがナイアガラ滝までの足。午前十時に、シャトルタクシーの予約をネットで申し込んでいたのだ。これは、もちろんキャンセル扱い。そうなると、オフシーズンなので、安い足はなくなる。しょうがないので、タクシーに乗ってみたら、これがわりと安かった。(50ドル・・シャトルタクシーは45ドル)
そうして、ナイアガラ滝へ。本日はアメリカ側。

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はっきり言って、イマイチ。視界がどうしても狭くなり、迫力がない。それでも写真を数枚。そこから徒歩にてカナダへ。そのまま予約しているゲスト・ハウスへチェックイン。三時間ほど、爆睡する。起床後、夕食へ。外は吹雪。近くによいレストランがあり、助かった。滝がライトアップされてきて、綺麗。すごく幻想的な感じ。写真に撮ってみるも、暗すぎて全然写らず(T.T)。撮影技術が拙いからなぁ。とにかく、綺麗でした。玄関の中、宿へ戻り、日記を書く。今日は早く寝よう!

ふと目が醒めて、腕時計を見ると「1/2 12:05」と!宿の時計も同じ。なんと!昼まで寝ていたのか?出発まで二時間ないじゃないか!と、パニクって顔を洗う。そして階下へ降りてみると・・まだ暗闇だった。夜の12時だったのか!しかし、時計の表記って、おかしいよね?それなら「1/1 12:05」とすべきだよね。真夜中に、心臓がばくばく鳴っているのが分かった。本当に、今日は大変な日だった。ゆっくり休もう・・